先々週に神栖でビーチレースに出てきました。
ビーチで走るんですよ?ビーチ。
そんなものさわやかなリゾート感覚に決まってるじゃないですか。
出番以外はビーチパラソルの下で、トロピカルドリンクをストローでチュウチュウ吸うんですよ。隣にはビキニのお姉さんがいて、ウインクしたりして。
ラジカセを肩に担いで、ノリノリでビーチを練り歩いたりもできますよ♪
そう、ビーチはパラダイスのはずなんです。
で、るんるん気分で実際に走ってみたら何あのアリ地獄。
スタートから地獄ですよ。
なるべくアウト側のスタート位置に行こうとしたら、バイクが勝手にイン側に行くんですもの。
2月に出た雪上エンデューロも相当なもんでしたが、行きたい方向の逆に曲がっていくってのはなかったですよ。
タイヤを向けた方向に曲がってもらえないと困るんですよ。フォークリフトじゃあるまいし。
おかしいですよ、ビーチ。
で、泣きながらスタートしたら意外とちゃんと出れちゃって直線もなんとか走り抜けて最初にあったのがシケインですよ。
シケインってアクセルオフして入りますよね?
だってウネウネしているからそのままのスピードでは通れませんよね?
あのセナだってシケインはアクセルオフですよ。
マンセルだけですよ、シケインをアクセル開けたまま真っ直ぐ走っていいのは。
なんか私おかしいこと言ってます?
おかしくなんかないですよ、ええ。
それがですよ。
アクセルオフしたら前転なんですよ。
急に前輪が思い出したかのように慌てて仕事を始めて、そのくせ右往左往して何をしていいかわからないみたいで、あげく職場放棄しやがるんです。
で、砂に刺ささって前転。
なんすかこれ。
まあ前転しても砂なので痛くなかったですけど。
ほんとうにひどいですよ、ビーチレース。
しばらくだましだまし走っていたら、どんどん砂にワダチが刻まれていくじゃないですか。直線にあるナナメのワダチなんかに入った日にゃあ吹っ飛ばされそうになるですよ。だからって減速したら余計ワダチにハマるし、もうどうしたらいいんですか。
一昨年の三宅島以来、はじめてコースわきでレースが終わるまで体育座りしてようかと思ったくらいです。
でもそんな私もついに気づいてしまったんです。
私はバイクの真ん中にのってハンドルをしっかり持って酷い目に遭ってますが、他のライダーはハンドルは取られていても気にせず、リア荷重一辺倒で走り抜けていくんです。
真似してみたら意外といけるじゃないですか。
どっかで見たことある乗り方だと思ったら、コレでした。
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すっごいリア荷重ですよね、コレ。
たしかにこの乗り方じゃないと走れないと思いますよ。
エンディング用のテキトーな映像かと思ってましたけど、ちゃんと考えて作ってあるんですね。さすが日本のアニメは違いますね。
しかもこのバイク、アメリカンじゃないですか?
いくらリア荷重とはいっても300キロ近くあるバイクで、こんだけの時間ビーチをまっすぐ走ってられるなんてタダものではありませんね不二子さんも。ノーヘルなのはいただけませんが。
タイヤは何を付けてるんでしょうね。アメリカンにつくパドルタイヤとかあるんですかね。気になりますよね。・・・ならんか。
・・・あ、四輪に乗り換えましたね。
やっぱアメリカンでビーチを乗り続けるのは結構つらいんでしょうね、わかるわー。
来年も頑張ります!