SHOWAのSFF-AIR-TACにみるホンダとカワサキの開発方向性。

今回のCRF250R2015のSFF-AIR-TAC(triple air chamber)は、同じ名前でKX450Fにも付いてますが、外見的にも配置コンセプト的にも多少違うようです。


CRF250Rはダンパー機能が右で、スプリング機能が左。軽い方(スプリング機能の方)をブレーキ側に付けています。この配置は重量バランス的にはセオリー通りです。

一方KX450Fはダンパー機能が左で、スプリング機能は右。

カワサキがなぜ逆の配置にしたのかはよくわかりませんが、なんかあるんでしょうね。


また、どちらにもエアチャンバーは3つ※あるのですがKXは1個外に出してます(右フォークの下の方にピョコタンと)。


※3つのチャンバーには

インナーチャンバー=メインエアスプリング

アウターチャンバー=サブエアスプリング

バランスチャンバー=バランスエアスプリング

がありカワサキはバランスチャンバーを外に出しています。


一方のCRFは全てのエアチャンバーを筒内に収めてます。なんで違うのかサイクルニュースの記者がSHOWAに聞いてみたら「ホンダがそう望んだから」だそうで・・・。

<記事参照>

http://www.cyclenews.com/329/24848/Racing-Article/First-Ride--2015-Honda-CRF250R.aspx

外にバランスチャンバーがある方が微調整が効くようですが、何かにぶつけたら壊れるかもしれません。ホンダはそれを望んでいないのではないかと記事は推測しています。


この記事からするとメーカーの意向で開発の方向性は相当変わるんですね。


ホンダは堅実な方向でカワサキは攻める方向、と言えるのかもしれません。


で、私は迷わずホンダを買いました。

いつかカワサキを買うような人になりたい。