人間を冷やす方法、あれこれ。

毎年税納期と夏はかならずやってきますね。できれば今年は来ないでくれれば、なんて思ってましたけどやっぱりきましたね。絶対きますね。まいったまいった。

 

このクソ暑い夏にモトクロスなりエンデューロなりをやるのであれば、おのずと冷却について考えることになると思います。なぜって暑いですから。

 

そりゃあまあほんとに暑いですよ。暑い中、発熱する内燃機関の上にまたがってジタバタしようってわけですから、暑くない方がおかしいんですよ。

モトクロスならそれほど長時間のるわけではないので、ピットでクーラーボックスに入れた冷えた麦茶を飲みながら、なんてこともできるわけですがエンデューロだとそうもいきません。2時間ぶっ続けで炎天下を走ったりするわけですからそれはもう灼熱地獄です。ヘタをすると熱中症です。というかヘタしなくても熱中症ですよね。ピットに帰ってきてバイクを止めようと足を出したら足がつってバイクを支えられずバッタリ転倒なんてのは日常ですよ。

 

「キャメルバックを背負って、走りながら冷えたドリンクを飲めばいい」というのは一見正解に見えますがやってみるとそれほど効果がないことに気づきます。

 

まずキャメルバックの中のドリンクは体温と直射日光でアッと言う間にぬるま湯になってしまいます。スポドリ系がぬるま湯になるとなんかもう酷い味です。

 

凍らせておけばキンキンに冷えたドリンクを飲めるという諸兄もいらっしゃるでしょう。たしかに飲めなくはありませんが、スポドリを凍らせて背負ったら最初だけ激甘のキンキンスポドリがチョットだけ出てきて甘すぎて余計に喉が渇き、後半はスッカスカ味のスポドリになりませんか?あれってなんか悲しいですよね。

 

あと、キャメルバックのマウスピースをうまくくわえられるようになるのには習練が必要ですよ。

 

肩あたりにブラブラさせておいてもくわえることはできません。ヘルメットの内側にくっつけておいて飲みたいときだけヒョットコみたいに口を伸ばして吸えばいいのでしょうが、外れたり、不意に顔にベシベシ当たったりとあんまりうまくいきません。

 

結局南極、一旦バイクを止めてマウスピースを口に運んでドリンクを飲んでしまうことになるのではないでしょうか。私はそうです。

 

別のアプローチもあります。

ドリンクに頼らず、体外に装着したデバイスで体を冷やす方法です。

これなら習練の必要はありませんし、体内から冷やすより効果的だと思われます。で、グーグル先生にお伺いを立てたら凄いアイテムがありました!

 

「冷却下着ベスト型」

http://item.rakuten.co.jp/teisen/scb-14001/

JAXAの宇宙服テクノロジーを応用したとのフレコミで1000個が限定販売されて即売り切れた6万円のハイ・テックなベストです。カッコイイ!!すぐに増産されたようで今はまた買えるようです。

 

水冷式でポンプを使うという、宇宙服と同じような構造でマニア心をくすぐります。

ただその構造ゆえに駆動部分と電池部分、冷却水タンクが必要になりますから、かさばります。あと気になるのが30分という冷却継続時間です。モトクロス1ヒートには使えますけど、エンデューロには無理っぽいですね。あとチューブをどこかに引っかけたり、転んで駆動部分を壊したりしたら修理代が高そうです。

 

うーん、他にもなんかないもんでしょうか。で探していたらナイスなデバイスを発見しました。

 

「冷やしてMe」

http://item.rakuten.co.jp/brain556/hyame-dx100-uc/?scid=af_pc_ich_link_txt&sc2id=262691612

 

襟付きタイプで8900円だそうです。交換用保冷パックが3150円。冷却継続時間は1時間以上あるようです。要は着るアイスノンですね。これならエンデューロにも使えるかもしれません。・・・もしかして、こっちのほうが良くないですか?

 

 

 

ふとこんなエスニックジョークを思い出しました。

 

 

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アメリカのNASAは、宇宙飛行士を最初に宇宙に送り込んだとき、

無重力状態ではボールペンで文字を書くことができないのを発見した。

これではボールペンを持って行っても役に立たない!

NASAの科学者たちはこの問題に立ち向かうべく、10年の歳月と120億ドルの開発費をかけて研究を重ねた。

その結果ついに、無重力でも上下逆にしても水の中でも氷点下でも摂氏300度でも、

どんな状況下でもどんな表面にでも書けるボールペンを開発した!!

 

一方、ソ連は鉛筆を使った。

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